最後のご挨拶〜インド駐在の終わりに〜

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ナマスカーラ!クマール太郎です。

 

 

インド・バンガロールで家族帯同を始めて、2018年12月より本ブログを更新してきましたが、いよいよ本記事が最後のエントリーとなります。

 

バンガロールの中でもホワイトフィールドという日本人にとってはまだまだマイナーな地域での駐在員生活でしたが、ご近所の皆様方に支えられ、家族共々、健やかで逞しく生きていくことが出来ました。

赴任前に持っていた駐在員生活の勝手なイメージとしては、「狭いコミュニティの中で皆が気を遣い合い、日本よりも日本らしく暮らしていかなければいけない。」というように思っていましたが、実際にはそのようなことは全くありませんでした。特にホワイトフィールドは欧米人も多く暮らしている地域ということもあり、我が家にとってはちょうど良い距離感で、年齢や人種を問わず様々なご家庭と関係を持つことが出来ました。

特に仲良くさせて頂いたご家庭との間では、足りない醤油を貸し借りするような、古き良き昭和の日本を彷彿とさせるような関係になることが出来ましたので、子ども達も含めとても良かったと思います。

 

また、食をはじめとした生活環境においても、各所にオーガニックショップが次々とオープンしたり、質の良いデリバリーサービスがどんどん増えてきたりと、わずか2~3年間の駐在員生活でも目に見えて分かるような劇的な変化を遂げ、インドという国の発展の過程を身を持って実感することが出来ました。特にバンガロールは元々肉類やアルコールに対する規制もあまり強くないため、インドの中でも益々日本人が住みやすい都市になっていると思います。年間を通じて気候も穏やかですしね。

乳幼児連れだったこともあり、赴任前は医療サービスについて特に心配していましたが、サクラホスピタルをはじめとした外資系の病院は日本の下手な病院に掛かるよりもよほどしっかりとしており、全く問題ありませんでした。駐在員であればプレステージ・インターナショナルかウェルビーという通訳サービスも使えますので、言葉の面でも心配無用でした。妊娠/出産に関しても、日本人含め、多くの外国人がインドの産婦人科で出産を経験しているというような状況です。無痛分娩も普通に行われています。

ただ、住居に関しては、駐在員であれば最上級のアパートやヴィラに住めると思いますが、日本ではあり得ないような頻度で様々な不具合が発生します。ここだけは今後もしばらくは変わらないのではないかな?と思います。良い意味で捉えれば、家族も含め様々な外乱への対応力が身に付く良い機会になるのではないかと。

子どもの学校に関しては、バンガロールにはまだ日本人学校を設立するほどの子どもの人数が集まっていないため、いくつかのインターナショナル・スクールから学校を選択することになりますが、近い将来を見たときに「英語力」というのは日本でも大変重要になってくると考えていますので、これはこれで良い機会であったと感じています。うちの子どもはまだ幼稚園児ですが、それでも2年弱インター校に通ったことでしっかりと英語を身につけており、日本に帰って数ヶ月経った今でもまだ英語への興味を失っていません。何とか子どもの英語力を維持していけたらと考えています。

 

 

仕事に関しても少し触れておくと、30代前半という組織の中でも中堅に差し掛かったタイミングで海外駐在という機会を得ることができたのは、後の会社生活を見据えた上で非常に大きな財産になったと思います。それまでの自分が曲がりなりにも培ってきたスキルや経験をぶつける場を持つことが出来、数多くの失敗もしましたが、会社の成長とともに自分も大きくレベルアップできたと感じています。また、日本で業務を行うとどうしても役割分担がハッキリとしてしまい、他部門を気遣うことが疎かになってしまいがちですが、駐在員として海外に出るとマルチプレーヤーとしての業務を求められることが多いと思いますので、部門や役割を跨いで働くことで会社全体を観るスキルが身に付くと思います。

また、このブログでも度々ご紹介しているとおり、インドをはじめとした発展途上国においては、危険手当という名のボーナスががっぽりと入ってきますので、着実に資産が積み上がっていくことを実感することができます。老後を見据えた資産形成を行っていく上で、これほどのアドバンテージはないかと思います。

 

 

総じて、たった数年の駐在員生活でしたが、自分にとっても家族にとっても非常に実りあるものとなりました。

このブログを書いている現在は新型コロナが猛威を振るっていますが、今後状況が落ち着いてきた際、もし新たに海外に駐在される方で家族を帯同させるかどうか迷っている方がいたら、是非とも帯同することをお勧めしたいです。

特にインドに来られる方で、小さいお子様連れの方は何かと心配も多いと思いますが、医療面も意外としっかりしていますし、子ども達も日本では経験できないような様々なことを体験できます。また、日本で普通に生活するよりも家族みんなで過ごす時間が格段に増えますので、家族の絆もより深まると思います。

 

 

という事で、インドでの生活を支えていただいた全ての方々に感謝の意を込めて、締めの挨拶とさせて頂きます。

ありがとうございました。

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