インドの通信事情~ブロードバンド回線編~

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ナマスカーラ!クマール太郎です。

 

 

今回はインドの住宅におけるブロードバンド回線(いわゆる各家庭のインターネット)について紹介します。

ホテルやサービスアパートメントに宿泊していれば、基本的にWi-Fiのアクセスポイントを提供してもらえると思いますが、住宅で暮らす場合は自分で通信業者と契約する必要があります。

そこで今回は、我が家で利用している「Airtel」の場合を例に挙げ、利用可能なプランや回線品質、メンテナンスサービスについて紹介していきます。

 

参考までに、携帯電話(SIMカード)については、以下の記事で紹介しています。

我が家ではSIMカードもブロードバンド回線と同じく「Airtel」を使っています。

インドの通信事情~携帯(SIMカード)編~
インドのSIMカードと言えば、AirtelかVodafone。我々赴任者も日々の生活において必要不可欠です。インドで手に入れるのは少々大変ですが、一度手に入れてしまえば、通信料も安いので気兼ねなく使えます。利用時の注意点も紹介しています。

 

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契約時の流れについて

はじめに我が家で実際に行った契約の流れを紹介します。(が、1年以上前の出来事であり、詳細はだいぶ忘れてしまいました…)

 

賃貸物件の契約時に、仲介業者にブロードバンド回線の手配もしてほしいとお願いしたところ、仲介業者からAirtelを紹介されました。

 

物件の引き渡し時にAirtelの業者もやってきて、いくつか紹介されたプランの中で適当なプランを選択し、その場で契約しました。プランの種類については後述します)

 

契約時に実施した内容は、あまり詳細を記憶していませんが、ざっと以下の通りです。

  • 所定のフォームへ記載(言われるがままに記載しました)
  • 顔写真(確か必要だったと思います)
  • 初回通信料金支払い(+契約手数料?)
  • 携帯電話番号の登録(重要)

ポイントとして、ブロードバンド回線を契約するために、携帯電話番号の登録が必要となります。

この番号がとても重要で、トラブル時のサポートデスクへの問い合わせやOTP(ワンタイムパスワード)の受信のために使います。

つまり、契約関連をオーナーや仲介業者に任せて、もし彼らの携帯番号を登録されてしまうと、直接Airtelとやり取りすることが難しくなってしまいます。(もちろん、トラブル対応などをオーナーや仲介業者がきちんとこなしてくれれば良いですが、そう上手くはいかないと思います)

 

契約が無事完了すると、後日(1~2日後?)エンジニアが派遣され、回線の引き込みとモデムや無線LANルーターの設定などをしてくれます。

ケーブル配線の雑さ加減は若干気になりましたが、無線LANに関してはアクセスポイント名やパスワードをこちらの希望に合わせて設定してくれて、私のスマホを使って接続テストまでやってくれました。

 

契約プランと通信料金の払い方

契約プランと通信料金について

契約プランは月ごとでも選べますし、半年/1年プランもあります。半年や1年にすると割引があります。

 

我が家で現在契約しているプランは下記の通りです。

データ容量は毎月175GBで、通信速度は100Mbps。

おまけに固定電話のかけ放題とAirtel TVなるサービスが付いてきます。(使ったことはありませんが…)

通信料金に関しては、画像の記載だと毎月6,600ルピー(約10,000円)掛かるように見えますが、実際には半年プランになっており、半年ごとにこの金額を支払うことで問題なく使えています。

 

また、他には次のようなプランがあります。

容量/月速度1ヶ月6ヶ月
(15%割引)
12ヶ月
(20%割引)
50GB40MbpsRs.799Rs.4,075Rs.7,670
100GB40MbpsRs.999Rs.5,095Rs.9,590
150GB40MbpsRs.1,149Rs.5,860Rs.11,030
175GB100MbpsRs.1,299Rs.6,625Rs.12,470
225GB100MbpsRs.1,499Rs.7,645Rs.14390
750GB100MbpsRs.1,799Rs.9,175Rs.17,270
無制限100MbpsRs.1,999Rs.10,195Rs.19,190
1,200GB300MbpsRs.2,199Rs.11,215Rs.21,110

いずれのプランにも、固定電話のかけ放題とAirtel TVが付いてきます。

我が家のプランは表の太字で示した箇所です。容量は少なくても良かったのですが、速度を優先するために、ちょうど100Mbpsに切り替わるところのプランを選択しました。

 

それから、契約時の特典として800GBほどサービスがありました。

それに加えて現在のプランでは毎月175GBがチャージされます。

最大1000GBを翌月に持ち越せるので、現状の残容量は以下の通りです。

ほぼ、使っていない事が分かりますね。我が家は元々日本でもあまりネットを使わない家庭でしたし、インドに来ても日本のテレビをネット経由で視聴出来る様な設定もしていないので、ほとんど残高は減らないです。

 

データ容量としてはどう考えても過剰ですが、使うときの速度は出来るだけ速い方が良いですし、できる限りの通信手段は確保しておきたいと言うことで、このような契約にしています。

 

 

参考までに、スマホも含めた我が家の通信料金としては、以下のような内訳となります。

  • ブロードバンド:半年で約7,000ルピー(税込み)。つまり、約1,200ルピー(約2,000円)/月。
  • スマホ(私):3ヶ月で約500ルピー(税込み)。つまり、約200ルピー(約250円)/月。
  • スマホ(妻):3ヶ月で約500ルピー(税込み)。つまり、約200ルピー(約250円)/月。

合計すると、月々1,600ルピー(約2,500円)となります。

日本の通信料金とは比べものにならないくらい格安ですね。

 

具体的な支払い方法

さて、具体的な支払方法についてですが、以下のいずれかになると思います。

  • Airtelのホームページから支払い
  • Airtelのスマホアプリから支払い

スマホアプリはSIMカード用のアプリと同じもので、メインSIMのアカウントに加えて、ブロードバンド回線のアカウントも登録できます。我が家でもスマホアプリを使っています。

アカウントの登録時にOTP(ワンタイムパスワード)が必要になりますが、OTPは契約時に登録した携帯番号に届きます。

アカウントを追加すると、以下の画面のようにひとつのスマホアプリで複数の電話番号を管理することが出来るようになります。

「Landline」と「DSL」というのが、ブロードバンド回線のアカウントです。

何故かアカウントが2つに分かれてしまっていますが、中身はほぼ同様です。

アカウント登録後、先ほど紹介したように、本アプリを通じて現行プランの確認や新たなプランへの変更、通信容量の残高確認などを行えます。

 

また、契約の更新時期が来ましたら、以下の画面に支払いが必要な金額が表示されます。(以下の例の場合、まだ更新時期ではないので、0.0ルピーと表示されています)

 

通信品質について

通信速度に関して、スマホをWi-Fi接続し、アプリで測定しました。

日をおいて2回測定しましたが、結果は以下のようになりました。

100Mbpsの契約に対して、実質速度が40~50Mbpsほど出ているので、まずまずの結果だと思います。

参考までに、SIMカードで4G回線接続時の実質速度は以下の通り(5~10Mbps)でしたので、SIMカードに比べると相当速いことが分かります。

 

また、回線自体は基本的に安定していますが、インドだとちょっとした停電は日常的に発生しますので、停電によりルーターの電源が切れると、当然ですがその間は接続できなくなります。

復旧後も、まれに上手くルーターが再起動されないことがありますが、そういう場合にはルーターの電源を入れ直してしばらく待つと、たいてい繋がります。

停電時にも継続して通信したいのであれば、ルーターをUPS(無停電電源装置)に接続しておくと良いでしょう。

 

また、雨季で激しい雷雨に見舞われると、年に数回程度ですが、半日くらい使えなくなることもあります。

恐らく、どこかの基地局でトラブルが発生しているためだと思いますが、同じAirtelでもSIMカードは問題なく使えていましたので、非常時を想定して複数の通信手段を持つことは重要です。(逆もまた然りです)

 

トラブル時の対応について

回線側のトラブルではなく、ルーターなどの故障により自宅だけインターネットに接続できなかった際は、Airtelのサポートセンターに問い合わせます。

この際、契約時の携帯番号からサポートセンターの番号「121」に電話する必要があります。

 

音声ガイダンスに従い番号をプッシュしていくと、最終的にカスタマーサポートに繋がります。

ここでインターネットに繋がらなくなった旨を伝えれば、エンジニアが自宅に派遣されます。

住所などの情報は契約時の携帯番号と紐付いているため、特に詳細を説明する必要はありません。

 

エンジニア派遣前にはSMSで担当者名や到着見込み時間、サービスコードが送信されます。

サービスコードは復旧したらエンジニアに伝える番号です。

エンジニアの作業が終わり、無事復旧が確認できたら、その番号を伝えてあげましょう。

 

我が家でも、子供が配線を引っ張ったりして接続不良が発生し、何度かエンジニアを呼びましたが、非常に迅速な対応をしてくれました。早いときには当日中に駆けつけてくれました。

ルーターの調子が悪くなって交換もしてもらいましたが、特に代金の請求はなく無償対応してくれました。

 

インドという国においては、相当レベルの高いサービスを提供していると思います。

 

終わりに

今回は、インドにおけるブロードバンド回線について、契約時の流れから契約プラン、回線品質とカスタマーサポートについて紹介しました。

通信速度も日本の光回線に比べれば遅いですが、それなりの速度で通信できます。

カスタマーサポートもすぐにエンジニアを派遣してくれますし、サービスレベルもなかなか高いです。

また、何よりも通信料金が安い点が、非常に素晴らしいです。日本も見習ってほしいものですね。

 

 

ではまた。

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